妊娠中におすすめの塩は?からだにやさしい天然塩の選び方と愛用2選

こんにちは。みきやまの「みきさん」です。
妊娠してから、食べるものひとつひとつが「赤ちゃんにどう影響するんだろう?」と気になるようになりました。
もともと塩麹やたまねぎ麹などを手づくりしていたので、塩には少しこだわっていました。でも妊娠をきっかけに、“いい塩”を選ぶことの大切さを、あらためて実感するようになりました。
塩って、ただの調味料じゃなくて、私たちの体に必要なミネラルを届けてくれるもの。だからこそ摂りすぎには気をつけながらも、赤ちゃんにも安心なものを選びたい。
- 精製塩と天然塩の違いと、妊娠中の塩分リスク
- 良い塩を見分けるためのパッケージの見方
- 実際に使っているおすすめの天然塩2選の紹介
今回は、そんな想いから選んだ、わが家の「おすすめの塩2選」をご紹介します。
妊娠中はなぜ「塩の質と量」が大切なの?体を守るミネラルと塩分の関係
塩って、しょっぱいだけじゃなくて、本来は体にとって大切なミネラルをたくさん含んだ栄養でもあるんですよね。
ナトリウムだけじゃなく、マグネシウムやカルシウム、カリウムなど、からだのバランスを整えてくれる成分がちゃんと入っている塩もある。だからこそ、質の良い塩を選ぶことが大切なんだと、妊娠してから特に感じるようになりました。
というのも、妊娠中はホルモンの影響などで、むくみやすくなったり、血圧が上がりやすくなったりすることがあるんです。
そこで心配になるのが「塩分の摂りすぎ」。
たしかに塩は必要不可欠なものだけれど、摂りすぎれば、体に余分な水分をため込んでしまい、高血圧や腎臓への負担にもつながると言われています。
厚生労働省によると、妊娠中の1日の食塩摂取の目安は6.5g未満。
でも、ふだん私たちが口にしている加工食品や外食、調味料などには、思った以上に塩分が含まれていて、気づかないうちにオーバーしてしまうことも。
だからこそ大事なのは、「塩の質」と「摂る量」。
ミネラルがしっかり含まれた“いい塩”を、必要なぶんだけ。
それが、わたし自身の体にも、おなかの赤ちゃんにもやさしい選択だと思っています。
天然塩を選ぶポイントは?パッケージで確認したい3つのチェック項目
妊娠中に「塩の質が大切」と言われても、スーパーに並んでいるたくさんの塩の中からどれを選べばいいのか、正直わかりにくいですよね。
でも、パッケージの裏側にちゃんとヒントがあります◎
まず注目したいのが、「原材料」と「工程」の表記です。
理想の天然塩はこれ!
チェック項目 | 見る場所 | 理想の表記 |
原材料 | 原材料名欄 | 海水(〇〇県) |
工程 | 工程欄 | 天日、平釜 |
成分 | 栄養成分表示 | ナトリウム以外のミネラル(マグネシウム、カルシウム、カリウムなど)があるか |
「海水のみ」使用で、「天日」や「平釜」製法なら、自然の力でじっくり作られた天然塩の可能性が高いです。
一方で、「イオン膜」「溶解」「立釜」といった表記がある塩は、精製されたり加工されたりしている再生加工塩や精製塩の可能性があり、ミネラルが取り除かれていることも。
また、成分表示にナトリウム以外のミネラルが含まれているかどうかも、体を整える塩かどうかを見極めるポイントになります。

もともとスーパーで買っていたお塩(1kg 250円程度)のパッケージを、よくよくみると「イオン膜」との記載があって、驚き!ミネラルがほとんど入っていないただの”しょっぱいもの”を食べていたということに愕然としました。
塩は、少量でも体に入るものだからこそ、こうした小さな選び方の違いが、妊娠中の体調や赤ちゃんの健康にやさしく働いてくれるはずです。
愛用中|おすすめの天然塩2選をご紹介
妊娠してからというもの、「からだにやさしいものを選びたい」と思う気持ちが、ぐっと強くなり、調味料のなかでも、毎日必ず使う「塩」は、ほんの少しの違いが体にも味にも大きく影響するからこそ、より丁寧に選ぶようになりました。
ここでは、私が実際に愛用しているお気に入りの塩を2つご紹介します。

忖度なし!現在進行形で使っているものだけのご紹介です。
海の精 赤ラベル(伊豆大島)
伊豆大島の美しい海水だけを原料に、太陽と風と火の力を借りて、天日+平釜という伝統的な製法でつくられた塩。
まさに昔ながらの日本の塩という言葉がぴったりの、力強くもまろやかな味わいです。
ミネラル成分も、マグネシウム・カルシウム・カリウムなどがバランスよく含まれていて、からだの調子をゆるやかに整えてくれるような安心感があります。

天日+平釜のお塩でコスパがとてもいいのがこの商品!他のお塩もみたけれど、結局ここに戻ってきました。
とくに気に入っているのが、その深みのあるコクと、ほんのり甘さを感じるやさしい塩気。
塩むすびに使うと、ごはんの甘みがふわっと引き立って、シンプルなのにびっくりするほどおいしくなります。
麹調味料を作るときにも、味が引き立っておすすめです。
ぬちまーす(沖縄・宮城島)
もうひとつの愛用品が、沖縄・宮城島の海水から作られた「ぬちまーす」。
世界初の「常温瞬間空中製塩法」というユニークな方法で作られていて、塩とは思えないくらいのふんわりパウダー状です。
なにより嬉しいのが、塩分は一般的な食塩よりも25%控えめなのに、マグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルがとても豊富。
妊娠中の減塩+栄養補給を同時に叶えてくれる、やさしい味方です。
味はとてもやさしく、ほんのり甘みもあって、口あたりもまろやか。

水200mlに対して1gのぬちまーすを混ぜて飲んでるよ!ミネラル不足だとしょっぱいと感じないからバロメーターにしています。
ミネラル不足を感じるときや、胃腸が弱っているときにも、ぬちまーすをひとつまみ取り入れるだけで、体がふっと軽くなるような感覚があります。
まとめ|からだも心もやさしく整う、塩のある暮らしを
塩は毎日少しずつ体に取り入れるものだからこそ、どんなものを使うかがとても大切。
自然の力でつくられた塩は、料理をおいしくしてくれるだけでなく、体に必要なミネラルを届けてくれる心強い存在です。
妊娠中は、これまで気にしていなかったことが気になるようになったり、自分の体に意識を向ける時間が増えますよね。
そんなときこそ、自分を大切にする入り口として、「塩」を見直してみるのもひとつの方法です。