【2025年2月のこと②】話すだけで、ことばが形になるサポートを

こんにちは、みきさんです。
宮崎の小さな古民家で、季節の移ろいや日々のちいさな気づきを感じながら、編集やライティングの仕事をしています。
今日は、2月にご一緒したお仕事のひとつをご紹介したいなと思って、こうして文章を書いています。
テーマは、「話すだけでブログが書ける」サポートについて。
文章にするのはちょっと苦手……という方でも、
“話すこと”を入り口に、自分らしい言葉で発信をはじめられる——
そんなやさしいかたちのサポートです。
どんなふうに言葉を引き出し、どんな記事が生まれたのか、
今回はそのプロセスを少しだけおすそわけしますね。
ことばにしたい気持ちはある。でも、書くのはむずかしい。
この春から個人で活動を本格的に始めようとしている、50代の男性の方。
これまでは口コミや紹介を通じて、“鑑定”という形で人と関わるお仕事をされてきました。
「自分の想いやサービスを、これからはネットでも紹介していきたい」
そう思いながらも、文章にすることに不安があり、ご依頼をいただきました。
初めての打ち合わせでは、「ちゃんと話せるかわからなくて……」と少し緊張されていた様子でしたが、静かな時間をともにしながら、少しずつ気持ちをほぐしていくように、お話を聞かせてもらいました。
話す時間が、少しずつ“ことば”を引き出してくれる
zoomで約1時間。
「なぜその仕事を選んだのか」「どんな人に届けたいのか」
そんな問いかけを、日常の会話の延長のようにゆるやかに重ねていきました。
お話を聞いていると、「これって、言葉にしていいのかな?」と迷う瞬間もありましたが、「そのままで大丈夫ですよ」と何度も伝えながら、その方だけが持っている思いや空気を丁寧にすくい上げていきました。
暮らしの中で、何かに気づいたときのように、静かに浮かんできた言葉たちを、そっと形にしていく時間でした。
一つの記事に、全部は収まりきらなくて
最初は1本の記事としてまとめる予定だったのですが、思いの深さと伝えたいことの広がりを感じて、2つの記事に分けることにしました。
ひとつは「自己紹介」。
どんな人生を歩んできて、どんなきっかけで今の活動を始めたのかを、ご本人のやさしさやまっすぐさが伝わるようにまとめました。
もうひとつは「サービス紹介」。
具体的にどんな鑑定をしているのか、どんな方におすすめなのかを、読み手が安心して一歩を踏み出せるような言葉で綴りました。
まだサービスの形が固まりきっていない段階でも、「話す」ことを通して伝えたい軸が見えてきたように思います。
「自分の声が、そのまま言葉になっていた」
納品後、いただいた言葉がとても印象的でした。
「自分が、自分の声で語っているみたいだった」
「インタビューで話したことが、こんなに整って読めるなんて不思議です」
記事を読んだご友人からも、「あなたらしさが伝わってきた」と言われたそうで、“話したことが、ちゃんと伝わる形になる”ことの嬉しさを、一緒に感じることができました。
話すことで、自分の想いに気づく時間
このお仕事を通じて改めて感じたのは、“文章にまとめる”ということだけでなく、“誰かと話す時間そのもの”にも価値があるということです。
話しているうちに、自分の中にある想いや価値観が少しずつ輪郭を持ちはじめて、「本当はこんなふうに届けたかったんだな」と、ご本人の中でも発見がある。
私の役割は、ただ文章にすることだけではなくて、その人が自分自身の“ことば”と出会うための時間を、一緒に過ごすことなのかもしれない——
そんなふうに感じた2月のひと仕事でした。
おわりに|「書く」が苦手でも、伝えたい想いはある方へ
もし今、「書くのが苦手」「何から書けばいいかわからない」と感じている方がいたら、一度、話してみるところから始めてみるのもいいかもしれません。
暮らしの中で、ふと浮かんだ想い。
誰かに伝えたいけど、言葉にならない気持ち。
そのままの“声”を、やさしく整えて、
あなたらしい発信のかたちを一緒につくっていけたら嬉しいです。
まずは気軽に、声を届けてくださいね。
お問い合わせはこちらから。