HARIOのご飯釜、使ってみたけど手放しました|本音レビューと次の“気持ちのいい選択”

こんにちは。みきやまブログのみきです。
今回は、楽しみにして迎えたキッチンアイテム「HARIOのフタがガラスのご飯釜(2〜3合炊き)」を使ってみた記録です。
見た目も機能も魅力的で、「これはいい選択かも!」と感じていたのですが、1ヶ月ほど使ってみて「我が家には合わないかも」と思い、メルカリで手放すことにしました。
とはいえ、合う人にはぴったりの道具でもあると思うので、その違いや理由も含めて、リアルにお伝えしていきます。
HARIOのご飯釜を選んだ理由と、期待していたこと
今回買ったのは、この土鍋。
もともと使っていた土鍋が焦げ付きやすくなってしまって、しかも1.5合しか炊けず、1食分で終わってしまうのが不便でした。まとめて炊けるご飯釜を探していたときに目に留まったのが、このHARIOの土鍋。
北欧暮らしの道具店で見かけたこともあって、見た目の可愛さもポイントに。黒くてころんとした形が、キッチンでも目立ちすぎず、ちょっと特別感もありました。
「吹きこぼれなし」「火加減不要」「透明なフタで中が見える」などの特徴に惹かれて、2025年3月、Amazonのセールで購入。

ご飯がふっくら炊けて、日々の食卓がもっと気持ちよくなることを期待していました。
実際に使ってみて感じた、いいところ
使い始めてすぐに感じたのは、“気楽さ”でした。
ホイッスルが鳴ったら3分後に火を止めるだけ。火加減の調整もなく、炊飯中にべったり付き添う必要がないのは、日々の料理の中で助かるポイントです。

また、吹きこぼれがない設計なので、コンロまわりが汚れず、掃除のストレスもありません。これはとても快適でした。
新品ということもあり、焦げ付きもなく、洗い物もスムーズ。
道具に手間がかからないのは、暮らしの中でとても大事なことだなと改めて感じました。
それでも「合わなかった」と思った理由
ただ、実際に使い始めて数回、やまさんとふたり「あれ?」となりました。
私たちはどこかに“感動のご飯体験”を求めていたのだと思います。ですが、炊きあがりのご飯を口にして、「ふつう…?」というのが正直な感想でした。

これまで使っていた土鍋の方が、ご飯の香りやふっくら感が際立っていたように思います。
さらに、気になったのが本体の重さ。約3kgもあるので、毎日取り出すには少し負担に感じました。
そして一番の盲点は、我が家のガスコンロの五徳に合わなかったこと。
重さでぐらついてしまい、結局備え付けのコンロで使う羽目に。ここが一番の「想定外」でした。
メルカリで売ってみた話とその結果
「使わなくなったけど、キレイなままだし」と思い、メルカリに出品してみることにしました。

購入価格は約7,500円。
出品価格は6,000円で、出品した当日に売れました。
送料や手数料を差し引くと、手元に戻ってきたのは約4,500円。
約3,000円の“学び代”とも言えますが、1ヶ月きちんと使って納得して手放せたので、後悔はありませんでした。
わたしたちにとっての「気持ちのいい選択」ではなかったけれど
暮らしに道具を取り入れるときに大切なのは、“使っている自分の姿”がしっかり想像できることだと思っています。
今回は、ご飯の味・使い心地・我が家のキッチン環境を総合して「ちょっと違ったかな」という結果でしたが、それでもこの経験があったからこそ、“何が大切か”がよりはっきり見えた気がします。
HARIOのご飯釜が合う人、合わない人
HARIOの土鍋が合う人、合わない人を私なりにまとめました。
購入に迷っている方の参考になれば幸いです。
- コンロに付きっきりにならずにご飯を炊きたい
- 土鍋初心者で、吹きこぼれや焦げつきが不安
- ご飯の味より、手軽さや安全性を重視したい
- 見た目にもこだわりたい(黒くてシンプルなデザインが◎)
- ご飯の味にこだわりがあり、感動レベルを求める
- 重い道具の出し入れが負担に感じる
- 五徳の安定性が不安なタイプのガスコンロを使用している
まとめ|次に私たちが選ぶなら…
やっぱり、わが家は「手間はかかっても、ご飯は美味しさを優先したい」派。
火加減を見ながら炊ける軽めの土鍋を使うという決断に至りました。
それでも、このHARIOの土鍋があったからこそ、「我が家は何を大切にしたいか」が明確になりました。
“手放す”という選択も、気持ちのいい暮らしの一部なのかもしれません。
この記事が、あなたの道具選びのヒントになりますように。
気持ちのいい選択を重ねて、毎日のごきげんが少しずつ育っていきますように。