本を出すには?自分の経験を本にしたい人が個人で本を出版する方法とおすすめの出版方法
編集者のみきやまです!
この記事では「個人で本を出版する方法」について解説します。
誰もが一度は「自分の経験を本にして多くの人に伝えたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。
特に、「自分の人生や特別な体験」を誰かにシェアしたい、本にすることで役立ってほしいと思っている人にとって、本を出すことは大きな夢であるはずです。
近年では、Amazon出版や自費出版も身近になってきており、従来の出版社を通じた出版ではなく、個人で本を作りたいと考える人も増えています。
この記事では、
- 自分の経験を本にしたい人が、個人で本を出版する方法
- 本を出す上でかかる費用
- みきやまが出版した方法
をそれぞれわかりやすく解説していきます。

本を出す夢を叶えちゃおう!
個人で本を出版するにはこの2つ
早速最も重要な部分をお話すると、個人で本を出版するには
主に「2つの方法」があることを理解する必要があります。
具体的には
- 自費出版
- 個人出版
の2つです。それぞれ詳しく解説します。
自費出版
これは、出版社に依頼し、費用を負担して本を出版する形式です。
原稿執筆や表紙の作成、プロモーションの方法など、
プロのサポートを受けられます。
- 原稿を執筆する時間がない!
- 本の表紙や中身のデザインはお任せしたい!
- 作った本を販売までサポートしてほしい!
という人には、自費出版はおすすめです。
実際、ネットで検索すると多数の自費出版会社が出てきます。
ただ、本の作成を全面的にプロデュースしてもらうとなると、
自費出版社から派遣される、
プロデューサー、編集者、デザイナーなど
多くの人が関わることになります。
そのため、本制作に関わる費用が
高額になる場合があります。
個人出版
みきやま推しなのはこちらの個人出版。
これは、個人ですべてのプロセスを管理し、出版する方法です。
レーベルは、出版社名ではなく、個人が出したい名前で出すことができます。
特徴としては、原稿、印刷工程やデザインなどすべて自分で手配すること。
「自分で手配するのってなんだかむずかしそう……」
と思ってしまう人もいると思いますが大丈夫です。
最近ではAmazonでのKindle出版が主流となり、
Amazonのプラットフォームを利用して簡単に出版できるようになりました。
■Kindle出版とは
Amazonの「Kindle Direct Publishing(KDP)」を利用して、
電子書籍や紙書籍を出版するサービスです。
簡単な出版手続きで、即時反応と修正が可能、
世界中の読者にアクセスできるというメリットがあります。
原稿を書くことに時間がかかることはあるかもしれませんが
「自分が世に出したい!」と思うことがなんなのか
じっくりと考える時間は、振り返ると宝物になりますし
原稿執筆から入稿・出版まで自分の手でやる
というのは、結構楽しい時間だったりします。
またこのKindleでの出版をすると
電子書籍であれば、
タブレットやパソコンで本を読んでもらうことになるので
印刷費用を負担する必要はありませんし、
紙書籍であっても
Amazonが注文ごとに1冊ずつ印刷、製本、出荷してくれるので、
印刷費用を自分で持つ必要はありません。

初期費用をかなり抑えられるのが個人出版のメリットだね!
本を出す上でかかる費用って?
続いて、本を出すときの費用について紹介します。
費用は次のような要素で構成されます。
①企画作成・構成作成費
②執筆・編集費
③デザイン・レイアウト費
④印刷費用
それぞれ詳しく説明していきます
①企画作成・構成作成費
本を作るとき、まず本の根幹となる企画と
構成を作成することをする必要があります。
自分で企画と構成を作る場合は、
費用はかかりませんが、
プロデューサーや編集者に企画の立案の相談に乗ってもらったり、
構成を作成してもらったりすると
その分、費用がかかります。
②執筆・編集費
企画と構成をもとに原稿を書いていくわけですが
こちらもライターや編集者に依頼すると費用がかかります。
今は、クラウドワークスやココナラなどで
原稿の執筆や編集の代行を請け負っているサービスが
あります。
③デザイン・レイアウト費
本を出すときにデザインとしているのが
主に「表紙デザイン」と「本文レイアウト」です。
執筆・編集と同様に代行サービスを
クラウドワークスやココナラなどで
探すことができます。
④印刷費用
紙の本の場合、印刷会社や発行部数、ページ数、
カラーなど仕様により、価格がかなり変動します。
安いもので30部で5〜10万円程度。
印刷会社に見積もりを出してもらうことで
具体的にどれくらいの金額が必要なのかがわかります。
ちなみに電子書籍であれば、印刷費用はかかりません。 費用を抑えつつ、本を出したい人は 電子書籍からはじめるのはおすすめです。
合計すると、自費出版であれば30万円〜
個人出版であれば、印刷費用だけであれば10万円〜、
電子書籍で印刷費用がなければ、
さらに初期投資を少なくして本を出すことができます。
みきやまが出版した方法は、自費出版、出版までの流れを公開!
参考になるかわかりませんが、4年前(2021年)に私が出版した流れです。
2021年の私は、出版について何も知らなかった中、
自費出版を選ぶことになりました。
①「本を出してみたいな〜」とぼんやりと思う
② 友人の紹介で自費出版社の代表と出会う
③ 代表と話をする中で、本を出す流れとなる
③ 企画・構成・編集を出版社に依頼し、原稿は自分で書くことに
④ 出版後のプロモーションなどは、出版社と共同で実施
結果的に私は38万円ほど支払い、
出版することになります。
2021年当時、その金額が高いのか?安いのか?は
わからなかったのですが、会社員3年目の自分にとっては
「うわぁぁ!結構、大金を振り込んでしまった、、!」
という感覚になったのを覚えています。
とはいえ、Amazonランキング1位を16部門取れたり、
本経由で、お仕事のご依頼が来たり、
今ではライター・編集1本でご飯が食べられているので
悪くない初期投資だったなと、個人的には思っています。
それでもおすすめするのは個人出版
「みきやま、自費出版で本出してるじゃん!
だったら、自費出版がいいっていうんじゃないの?」
と思う方がいても当然だと思います。
ただ、私は「本を出してみたい」という方には
まず個人出版をおすすめします。
理由としては3つ
①初期費用を抑えて本が作れるから
②自由に自分の作りたい形で本ができるから
③1回作り方を覚えたら、2作目、3作目を出せるから
ひとつずつ詳しく説明しますね。
①初期費用を抑えて本が作れるから
出版をあきらめてしまった人の多くの理由が
「費用面でむずかしくて・・・」ということ。
その言葉を聞くたびに
大事にしていた想いがお金によって
あきらめる理由になるなんて悲しいと思ってしまいます。
個人出版であれば、極端にいえば
全部自分で工程をやってしまえば
初期費用はゼロで本を出すことができます。
本を出したい人にとって、
費用をかけなくていいというのは
とても希望に思うんですよね。
②自由に自分の作りたい形で本ができるから
個人出版だと、制作は基本的に自分自身でやることになります。
つまり作る工程も中身も自分自身で決められます。
出版社経由だと、内容によっては
表現の修正・変更を言われることは多いにあります。
「助かる!」という人にはいいですが
「まずは自由に自分の思うままに書きたい」
という人には、個人出版の方が
自由度が高くてのびのび制作ができると思います。
③1回作り方を覚えたら、2作目、3作目を出せるから
みきやま的、個人出版の1番の押し理由!
1回自分で個人出版を覚えてしまえば、
2作目以降の出版のハードルがとても下がります。
「本出したいな〜、出そっと!」
これくらいの気持ちで出せるようになるって とても気楽ですし、形にしていく喜びを感じられます。
たとえば料理でも言えること。
誰かに作ってもらったら その時は美味しく食べられるけれど 「また食べたい!」となったら
また誰かに依頼をしなくてはいけません。
確かに1回目は作ることに
時間もかかるし、手惑うこともあると思いますが、
「また作りたい!!」となったとき
1回目よりもスムーズに作れるようになりますよね。
出版も同じ。
「また本を出したい!」と思った時の
出版のハードルがかなり下がります。
そして、1作目よりも2作目、3作目と 続けて本を出していくことで
「あなた」というブランドができていきますよ。
みきやまちゃん
しかも、自分の味がどんどん作れていく!
私は、自分の本を出したあとに ライター・編集者として本の出版に携わることになったので
出版方法は熟知しています。
ただ、自分の出版を自費出版社に依頼だけしていたら
2作目以降の作品を世に出すハードルは
今でも高いままだったと思います。
まとめ:本を出したい想いを叶えられる選択をしよう
本を出すことは、昔と比べるとハードルがとても下がりました。
誰でも「本を出したい」と思ったら
本を出せる世の中になってきています。
その手段は、さまざま。
自分ですべての工程をやってもいいし、
部分的にプロに依頼しても、全面的に出版社やプロにお願いしてもいいでしょう。
かかる費用も気になるのも当然。
ただ1番は「本を出したい」という想いを
自分が無理しすぎずに、でもきっちり叶えてあげることです。
自分の経験を自分がしたい形で表現できるよう
検討してみてくださいね!